コスガ・ファニチャーニュース
 

KELVIN GIORMANI 社への新製品開発プロジェクト

2011年9月、コスガ・ファニチャーニュース。

 
 

コスガ・ファニチャーKELVIN GIORMANI社プロジェクト

 
 

KELVIN GIORMANI 社は、中国広東省ドンガン市大連山に従業員600人の工場を持ち、中・上クラスの革張りソファの工場として、日本を始め世界各国へ輸出するとともに同社の関連企業として、ソファ専門の小売店をホンコン市内に8店舗展開、製造・販売を続けてきた他のメーカーとは全く違った特徴をもつ工場です。
製造直売のため品質管理は特に厳重に実施され、早くからクレーム0を目指す企業として注目を浴びています。
私どももイタリアCIERRE社の紹介で2001年からお付き合いが始まり現在でも皮革カバーの輸入など日本のメーカーへの供給を続けております。

本年4月ミラノ国際家具見本市で同社の社長Kelvin  Ng氏と奥様でホンコン小売店舗の責任者であるJane Tongさんとお会いし、ホンコン向けソファの開発を依頼されたのがきっかけで、この商品開発が始まったわけです。
Jane さんとの打合せで驚かされたのは、サイズ・座高・デザインなど日本と全く変わらないので、日本のデザインをそのまま分けてもらってもOKといわれました。
せっかくミラノ見本市でいろいろなあたらしい切り口を榎本デザインディレクターと見つけてきたわけですから、今までのデザインのボディーにキルティングを入れるなど、フレッシュさを出して提案をいたしましたところホンコンばかりではなく、日本向けにも販売をしたいとの事になり、今月開催される広州・上海の家具見本市に出品されることになりました。(上の写真がその新モデルです)

同社の輸出向け商品はヨーロッパサイズで大きなモデルが多く、今までは日本でも都会よりもやや地方で売れるものが多かった訳ですが、この新モデルは総間口を2.5人掛けで1880MMとし都会の狭い間マンションでも納まるように設計しました。

広州・上海の見本市でどんな成果があるかわかりませんが、おそらく12月頃には東京をはじめ関東・東北などの家具小売店の店頭に並んでいると思います。皆さんこのソファを見つけたら是非座り心地も確かめてください。今回はデザインに加えてイタリア製皮革を使用しておりますので、その風合いの良さも触れてみていただければ幸いです。またホンコンに行かれる時はGiormaniのお店にもお立ち寄りください。このモデルの他にも私たちがデザインをしたモデルがこの秋10月から発売される予定です。

Kelvin Giormani社のほかにも、イタリア・ドイツなどのソファメーカーへ商品開発の提案をし、今月から試作が始まり、年明けの1月中旬にドイツケルン国際家具見本市で発表することになっております。12月頃には試作が終わり写真撮りも終え、カタログ用のデータも送られてまいりますので、今回と同じようにNewsをお流ししますので、楽しみにお待ちください。